カワサキW800のオーナーや、これから購入を検討されている方の中には、そのクラシカルなスタイルを活かし、w800スクランブラーカスタムに関心を持つ方も多いようです。W800が持つ美しいエンジン造形やシンプルな車体は、オフロードテイストを加えるスクランブラースタイルと非常に相性が良いと言えます。
しかし、w800スクランブラーとして市販されている公式モデルが存在しないため、どのような手法で理想のスタイルを実現すればよいか、情報収集に悩むこともあるかもしれません。
W800は、そのままでも完成されたネオクラシックモデルですが、なぜこれほどまでにカスタムベースとして人々を惹きつけるのでしょうか。また、海外のカスタム事例や、市販されているカスタムパーツにはどのような選択肢があるのでしょうか。
この記事では、W800がスクランブラーカスタムのベースとして注目される理由から、具体的なカスタム事例、そしてスタイルを決定づけるアップマフラーの選択肢まで、その魅力と手法を詳しく解説していきます。
- W800がスクランブラーカスタムに適している理由
- カワサキのスクランブラーモデルの歴史(250TR)
- 海外の本格的なW800カスタム事例
- スクランブラー化におすすめの市販マフラー
w800スクランブラーが注目される背景
- Wシリーズの伝統とネオクラシック
- W800ベースモデルの特徴
- カワサキの「250TR」とは
- w800スクランブラーの市販モデルは?
- 海外ビルダーによるカスタム事例
- KX450部品流用のカスタム車
Wシリーズの伝統とネオクラシック
カワサキWシリーズの輝かしい歴史は、1966年に登場した「W1」にまで遡ります。当時の国内市場において最大排気量となる650cc(正確には624cc)のエンジンを搭載したW1は、日本の大型バイク市場の黎明期を築いた、まさに伝説的なモデルです。その存在感と性能は、国内のみならず北米市場でも高く評価されました。
このW1の血統は、長い時を経て1999年に「W650」として現代に鮮やかに蘇ります。「美しいモーターサイクルを作りたい」というカワサキの純粋な思いが結晶したW650は、特にそのエンジン造形の美しさで、他のどのバイクとも一線を画す存在感を放ちました。レトロブームという時流にも乗り、W650は一躍人気モデルとなります。
その後、時代の要請である排出ガス規制への対応などを経て、2011年に排気量を拡大した「W800」へと進化しました。W800は、W650が持っていた「味わい」を継承しつつ、フューエルインジェクションの採用などで現代的な信頼性を獲得しています。(参照:カワサキモータースジャパン W800公式サイト)
このように、Wシリーズはカワサキの「ネオクラシック」カテゴリを象徴する重要な存在であり、半世紀以上にわたる伝統的なスタイルと現代の技術を巧みに融合させたモデルとして、世代を超えて多くのライダーに愛され続けているのです。
W800ベースモデルの特徴

W800がカスタムベースとして、特にスクランブラースタイルと相性が良いとされる理由は、その特徴的なエンジンと普遍的な車体構成にあります。
最大の魅力は、疑いようもなくW650から受け継いだ「空冷4ストロークOHC4バルブ並列2気筒」エンジンです。他のどのメーカーも模倣できない、Wシリーズだけのアイデンティティとなっています。
ベベルギア駆動のカムシャフト
このエンジンの美しさを象徴しているのが、カムシャフトを駆動する方式に「ベベルギア」を採用している点です。現代のエンジンでは、カムシャフトの駆動にはカムチェーンやベルトが使われるのが一般的ですが、Wシリーズはあえてこのクラシカルな機構を採用しました。
エンジン右側にそびえ立つクロームメッキのタワー(ベベルギアタワー)は、独特のメカニカルな美しさを持ち、このバイクの「顔」となっています。機能性だけを追求すれば非効率かもしれませんが、この「無駄」とも思えるこだわりこそが、所有する喜びを満たしてくれます。
360度クランクの鼓動感
また、走行フィーリングに大きく影響するのが、360度クランクの採用です。これは、2つのピストンが同時に上下する(爆発タイミングはずれている)等間隔爆発のクランクシャフトを意味します。これにより、並列2気筒エンジンながら、地面を蹴り出すような独特の鼓動感とフィーリングを生み出します。この「味わい」こそが、数値やスペックでは測れないW800の最大の魅力です。
W650とW800の主な違い
W800は、W650のボア(ピストン直径)を拡大することで、排気量を675ccから773cc(現行モデル)へとアップさせました。これにより、中低速域のトルクがさらに豊かになっています。また、最大の変更点として、W650がキャブレターを採用していたのに対し、W800はフューエルインジェクション(FI)を採用。これにより、季節や標高を問わない安定した始動性と、高い環境性能を実現しています。
車体はスチール製のダブルクレードルフレームを採用しており、これはバイクのフレームとして最もオーソドックスでシンプルな構成です。この奇をてらわない普遍的なデザインが、カフェレーサーやボバー、そしてスクランブラーなど、オーナーの好みに合わせた多様なカスタムスタイルに柔軟に対応できる高いポテンシャルを秘めているのです。
カワサキの「250TR」とは
カワサキのラインナップを振り返った時、「スクランブラー」の雰囲気を色濃く持っていたモデルとして「250TR」の存在は欠かせません。
250TRのルーツは、1970年代にカワサキが北米市場などで展開していたオフロードバイク「バイソン(F8)」にあります。このバイソンの持つ、ワイルドでレトロな雰囲気を現代の技術で再現したストリートバイク、というのが250TRの元々の位置づけでした。
2002年に再登場した250TRは、当時すでにクラシカルモデルとして人気だった「エストレヤ」をベースとし、共通の空冷単気筒エンジンを搭載していました。この再登場の背景には、ヤマハのTW200などが火付け役となった「ストリートバイクブーム」があります。
その細身のフューエルタンク、幅広のアップハンドル、ややストロークの長いサスペンションといったスタイルは、まさに1970年代のスクランブラーそのものでした。非常にシンプルな車体構成はカスタムベースとしても絶大な人気を誇り、多種多様なカスタム車両が生み出されました。生産が終了した後も、その人気は衰えることなく中古車市場で根強い人気を保っています。
W800とは排気量もエンジン形式も全く異なりますが、カワサキが過去にこうした「遊び心」あふれる魅力的なストリート・オフロードモデルを手掛けていたという事実は、W800オーナーが「W800でスクランブラースタイルを」と望む声が上がる、一つの大きな背景と言えるでしょう。
w800スクランブラーの市販モデルは?
それでは、現在カワサキから「W800 スクランブラー」として市販されている公式モデルは存在するのでしょうか。
結論から申し上げますと、2025年現在、カワサキの公式ラインナップに「W800 スクランブラー」という名の市販モデルは存在しません。
現在のW800シリーズは、それぞれ異なる個性を持つ3つのバリエーションで展開されています。このラインナップからも、カワサキのWシリーズに対するこだわりが感じられます。
| モデル名 | 特徴 | 主な仕様 |
|---|---|---|
| W800 | シリーズの基本となるモデル。19インチのフロントホイールとアップライトなハンドルが、最もW1に近い大らかな乗り味を提供。 | ・フロント19インチ / リア18インチ ・アップライトハンドル ・タックロールシート |
| W800 CAFE | 1960年代のカフェレーサースタイルを現代に再現。低いハンドルと専用シートが、スポーティなライディングポジションを生む。 | ・フロント18インチ / リア18インチ ・クラブマンスタイルのM字型ハンドル ・カフェシート |
| MEGURO K3 | Wシリーズのルーツである「メグロ」ブランドを冠した最上級モデル。銀鏡塗装や専用エンブレムなど、特別な仕上げが施される。 | ・W800がベース ・銀鏡塗装タンク ・専用エンブレム / メーター |
スクランブラーモデルは存在しない
このように、カワサキはW800のバリエーションとして「スタンダード」と「カフェレーサー」は用意していますが、スクランブラーはラインナップしていません。W800でスクランブラースタイルを実現するには、市販のカスタムパーツを使用するか、ショップによるワンオフ(一点物)での製作が必要となります。
これは、例えば競合他社であるトライアンフが「Scrambler 900」のように、ネオクラシックモデルにスクランブラーのバリエーションを定番としてラインナップしているのとは対照的です。
このように言うと、W800のスクランブラー化はハードルが高いように聞こえるかもしれません。しかし、裏を返けば、メーカーによって定義された「完成形」がないからこそ、オーナーの個性を色濃く反映させた、世界に一台だけの自由なカスタムが可能であるとも言えるのです。
海外ビルダーによるカスタム事例
W800が持つカスタムベースとしての卓越したポテンシャルは、世界中のカスタムビルダーによって数多く証明されています。
中でも特に注目すべきは、フランス・パリに本拠地を置く「MRS Oficina」が製作したW800ベースのカスタム車両です。このマシンは単なる個人の趣味製作ではなく、ビルダーのマリオ氏がカワサキ・フランスとの公式コラボレーションにより、400時間もの膨大な時間を費やして製作したものです。
このカスタム車は、シルエットこそ当時のヴィンテージモトクロッサーに近い、非常にアグレッシブなものですが、細部に目をやるとビルダーの卓越したセンスと技術が凝縮されています。
職人技が光るアルミ製のワンオフパーツ群
このカスタム車両の圧倒的なクオリティを支えているのが、手作業で製作されたアルミ製のワンオフ(一点物)パーツ群です。
- フロントゼッケンプレート: 表面にリブ(補強の凹凸)を入れた、クラシカルで美しい仕上がり。
- タンクエンブレム: W800のものではなく、メグロを彷彿とさせるデザインのオリジナルエンブレムを装着。
- サイドカバー: ゼッケンプレート風の一体型サイドカバー。アルミを叩き出して作られた滑らかな形状が、マシン全体のクラシカルな雰囲気を決定づけています。
- シート: あえてスムースな表革を使用したフラットなシート。
これらのパーツはすべてマリオ氏によるハンドメイドであり、W800のクラシカルな雰囲気を一切損なうことなく、スクランブラーとしてのレーシーなイメージを見事に加えています。
KX450部品流用のカスタム車

前述の通り、MRS Oficinaが製作したカスタム車が、単なる「スクランブラー風」ではなく「ガチモトクロッサー的」と評される最大の理由は、その大胆な足回りの換装にあります。
この車両は、W800の美しいエンジンとメインフレームをベースにしながら、足回りにはカワサキの現行モトクロストップモデル「KX450」用のパーツを惜しげもなく移植しているのです。(参考:カワサキモータースジャパン KX450)
具体的には、KX450用の大径倒立フロントフォークと、アルミスイングアームが流用されています。言うまでもありませんが、オンロードモデルのW800と、コンペティションモデル(競技用車両)のKX450では、サスペンションのストローク量、車高、ホイールベースといったディメンション(寸法や構造)が全く異なります。
これらをW800のフレームに違和感なく装着するには、フレーム側のネック部分やスイングアームピボット部分の加工を含め、非常に高度な技術と緻密なバランス取りの作業が必要とされました。
さらに、リヤショックには高性能サスペンションの代名詞であるオーリンズ製品が採用されていますが、これも市販品をそのまま取り付けたのではなく、ビルダーが直接オーリンズにコンタクトし、この車両のためだけにセッティングを施したワンオフ品です。
この驚くべきカスタム事例は、W800のエンジンとフレームが、本格的なオフロード走行にも耐えうる、非常に高いポテンシャルを秘めていることを世界に示しました。
w800スクランブラーカスタムの手法
- カスタムの方向性とスタイル
- おすすめのアップマフラー2選
- OMEGA RACER 2in1マフラー
- OMEGA RACING メガホンマフラー
- w800 スクランブラーの可能性とまとめ
カスタムの方向性とスタイル
W800でスクランブラースタイルを目指す場合、そのアプローチの方向性は、オーナーの予算や求めるスタイルに応じて大きく二つに分かれます。
1. ライトカスタム(スタイル重視)
一つは、比較的ライトなカスタムで、スタイルを重視する方向性です。これは、W800の持つ元々の美しいフォルムを活かしつつ、スクランブラーの「雰囲気」を取り入れる手法です。
- アップマフラーへの交換: 最も印象が変わるカスタムです。
- タイヤ交換: 純正のオンロードタイヤから、ブロックパターンのタイヤ(例:ダンロップ K180、ブリヂストン AX41Sなど)に変更する。
- ハンドル交換: 純正よりも幅広で高さのある、オフロードライクなアップハンドルに交換する。
- その他: ショートフェンダー化、ヘッドライトガードの装着、エンジンガードの装着、シートをフラットなものに交換するなど。
これだけでも、W800の雰囲気は大きく変わり、街中でも映える「土臭い」スクランブラーのイメージに近づけることができます。
2. ヘビーカスタム(走行性能も追求)
もう一つは、前述のMRS Oficinaのように、足回りやフレームにまで手を入れるヘビーカスタムです。これは走行性能の向上も視野に入れた、より本格的なアプローチです。
- サスペンション交換: よりストロークの長いフロントフォークやリアショックに交換し、最低地上高を確保する。
- サブフレーム加工: シート周りをスッキリさせるため、リアのフレーム(シートレール)を切断・加工する。
- ホイール交換: よりオフロードに適したスポークホイールや、インチサイズの変更(例:フロント21インチ化など)を行う。
このレベルのカスタムは、専門的な知識と技術、そして多くの費用が必要となりますが、走行性能も含めてオーナーの理想を徹底的に追求できます。
まずはどこから手をつけるべきか悩みますが、多くの人が最初の一歩として選ぶのが、やはりアップタイプのマフラーでしょう。マフラー交換は、スタイリングを決定づけるだけでなく、W800の魅力である排気音も大きく変化させるため、カスタムの満足度が非常に高いポイントです。
おすすめのアップマフラー2選

W800のスクランブラーカスタムにおいて、スタイルの核となるのがアップマフラーです。しかし、W800専用のアップマフラーは国内メーカーからのリリースが少なく、選択肢は限られています。
ここでは、タイを拠点にSR400やWシリーズ、レブルなど、クラシカルモデルのカスタムパーツを意欲的に多く取り扱うパーツメーカー「OMEGA RACER(オメガレーサー)」から販売されている、2種類のマフラーを紹介します。
どちらもフルエキゾーストタイプ(エキゾーストパイプからサイレンサーまで全て交換するタイプ)であり、純正マフラーから大幅な軽量化も期待できます。
装着に関する重要なお知らせ
OMEGA RACERのアップマフラーは、旧型のW800(EBJ-EJ800A)、特にABSの油圧ユニットがエキゾーストパイプの前(エンジン前方下部)にあるモデルには装着できないとされています。ご自身の車両の型式や仕様を必ず確認してください。
また、これらのマフラーは海外製品であり、日本の車検(騒音規制、排出ガス規制)には対応していない可能性が非常に高いです。装着は自己責任となり、公道走行は整備不良として取り締まりの対象となるリスクがあります。取り外した純正マフラーは、車検時に備えて大切に保管しておく必要があります。
OMEGA RACER 2in1マフラー
最初にご紹介するのは、「2in1スクランブラーエキゾースト」です。
これは、エンジンから出る2本のエキゾーストパイプを途中で1本に集合させ、一つのサイレンサー(消音器)につなげるタイプのマフラーです。「2in1」と呼ばれるこの形式は、排気干渉を利用して中低速域のトルク特性を変化させたり、マフラーシステム全体の重量を軽減したりするメリットがあります。
サイレンサーには、クラシカルなスタイルと相性の良いキャブトンタイプが採用されています。(キャブトンとは、かつて存在した日本のバイクメーカー「みずほ自動車製作所」のブランド名「キャブトン号」に由来します)。
材質はステンレス製で、車体右側(または左側)を這うように取り回されるセミアップタイプとして装着されます。マフラーの取り回しを右側にするか左側にするか、2つのパターンから選択できる点も大きな特徴です。
排気音については、アイドリング時からノーマルとは比較にならない、パンチの効いた重低音が響くとされています。ただし、紹介動画などではアクセルを戻した際にアフターファイヤー(未燃焼ガスがマフラー内で爆発する「パンパン」という音)が連発している様子が確認できます。
ECUの調整(燃調)が必要な可能性
アフターファイヤーが多発する場合、マフラーの抜けが良くなったことで燃調が薄い(ガソリンに対して空気が多い)状態になっている可能性があります。フューエルインジェクション車であるW800の場合、そのままではエンジンの不調や損傷につながる恐れもあるため、ECU(エンジン・コントロール・ユニット)の書き換えや、サブコンピュータ(燃調コントローラー)によるセッティングが必要になるかもしれません。メーカーからは消音バッフル(音量を下げる部品)も販売されていますが、いずれにせよポン付けで完了とは考えず、専門知識のあるショップでの調整が推奨されます。
OMEGA RACING メガホンマフラー
次にご紹介するのも、同じくOMEGA RACER(オメガレーサー)製の「スクランブラーエキゾースト」です。
こちらは先ほどの2in1とは異なり、2本のエキゾーストパイプがそれぞれ独立したサイレンサーにつながる2in2タイプです。W800の2気筒エンジンらしい左右対称のスタイルを好む場合に適しています。
サイレンサー部分は、出口に向かって円錐状に広がる、レーシーな雰囲気を持つメガホンマフラーを採用しており、ヴィンテージのダートトラッカーのようなスタイルを演出できます。
材質はステンレス製で、エキパイ部分には火傷防止のヒートシールド(パウダーコーティングブラック仕上げ)が付属します。こちらも、マフラーの取り回しを右出しか左出しかを選択することが可能です。
さて、肝心の排気音については、こちらは非常に強烈です。Web上の情報では「消音性0のストレート排気」と評されるほどで、その構造はサイレンサーというより単なる筒(直管)に近いようです。当然ながら音量は極めて大きく、W800の持つ360度クランクの爆発音がダイレクトに響き渡ります。吸い込み音もかなりきついとされています。
ECU書き換えは必須かつ公道使用は困難
このマフラーは、その構造からECUの書き換えによる燃調セッティングが必須と考えられます。適切なセッティングなしでは、まともに走行することすら難しい可能性があります。
メーカーからは消音バッフルも販売されていますが、それを取り付けたとしても、日本の保安基準をクリアできる可能性は極めて低く、公道での使用は現実的ではないでしょう。サーキット走行や私有地での使用、あるいはカスタムショーでの展示を目的としたパーツと割り切る必要があります。
w800スクランブラーの可能性とまとめ
W800は、その類まれな美しいエンジンと、半世紀を超えるWシリーズの伝統的なスタイルにより、ネオクラシックモデルとして確固たる地位を築いています。その揺るぎないアイデンティティとシンプルな車体構成は、スクランブラーカスタムのベース車両としても非常に魅力的であり、無限の可能性を秘めています。
メーカー純正のスクランブラーモデルが存在しないからこそ、オーナー一人ひとりが自らの手で、あるいは信頼できるビルダーと共に、理想のスタイルを追求する楽しみがW800にはあります。ライトなカスタムで雰囲気を楽しむも良し、ヘビーなカスタムで走行性能まで追求するも良し。W800というキャンバスに、あなただけのスクランブラースタイルを描いてみてはいかがでしょうか。
この記事の要点を以下にまとめます。
- W800はカワサキのネオクラシックを代表するモデルである
- ルーツは1966年のW1にまで遡る
- ベベルギア駆動の空冷バーチカルツインエンジンが最大の特徴
- w800 スクランブラーとしての市販モデルは現在存在しない
- 現行ラインナップはW800、CAFE、MEGURO K3が中心である
- カワサキには過去に250TRというスクランブラー風モデルが存在した
- W800はカスタムベースとしてのポテンシャルが非常に高い
- 海外ではMRS Oficinaによる本格的なカスタム事例がある
- このカスタム車はモトクロッサーKX450の足回りを流用している
- 職人技が光るワンオフのアルミパーツがカスタムの質を高めている
- スクランブラーカスタムの核はアップマフラーである
- OMEGA RACERから2種類のアップマフラーが販売されている
- 2in1タイプはキャブトンサイレンサーを採用し中低速を重視
- 2in2タイプはメガホンサイレンサーを採用しスタイルを重視
- どちらも車検非対応の可能性が高く、公道使用には細心の注意が必要
- 特に2in2タイプは爆音でありECU書き換えが必須とされる
- 旧型W800の一部モデルには装着できないため型式確認が重要
- w800 スクランブラーはオーナーの個性を反映できる自由度の高いカスタムである
